た。
「うわっ」
「なによこれっ」
振向くと、リラを除く全員が檻のようなものの中に閉じ込められている。
駆け寄るリラ、それをどうにかしようとしてもどうにもなら
ず、中の精霊に何とかさせようとしても檻はやはりどうにもならなかった。
振向き睨みつけるその顔に、男は笑いながら言った。
「すまないね、私がようがあるのはリラと、そしてその腕輪な
んだ。君達は邪魔なんだよ。因みにその檻は精霊の影響を受
けないようにできてるから逃げられないよ。私にしか開けら
れんのでね。さあ、リラ、全員無事に出して欲しければこっ
ちへ来なさい、自らの足で、ね」
「…」
「いいかげんにしろよっ」
本人を前にして感情が爆発したのか突然ラウルが突然叫ぶ。
全員がラウルを見たが、彼は気づきもせずに続けた。
「いい加減にしろよっ母さん!!」
リラと男以外は驚いた様子でラウルを見詰めた。
「母さんってあれ男じゃん!!」 「中身の話してんのよ馬鹿!」
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